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この秋 就活最前線!考え直そう「公務員志望?」Ⅵ [公務員]

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 考え直そう!「公務員志望?」
   
 公務員志望?「未来予測」終章

 公務員志望?「未来予測」の終章です。

 これから公務員を志望する優秀な学生のみなさんへ。
 公務員の未来をこれまでシミュレートしてきました。
 現状の役所事情を分析したうえで、帰納的に予測した
 ものでした。

 さて、転章Ⅲ では、
 長年我慢してきたご褒美が無くなり
 「寄らば大樹の陰が、枯れ木の陰に!」
 という、ところまででした。

 この、終章 では、
 未来喪失、公務員の未来「総集編」
 をシミュレート総括してみましょう。
 

 6.昔は長期間低賃金でも、退職後に取り返す公務員
  今は長期間低賃金、さらに退職後も不遇の公務員
 
 今の就職期の学生さんや家族に、
 公務員について「失業にならない安定感」以外に
 将来性や働き甲斐を推賞する気にもなりません。
 
 公務員は、転職を前提にはしにくい職種ですから、
 退職するにしても勧奨退職資格の得られる時期まで、
 あるいは定年まで続ける事になります。

 10年前は、国家公務員の地方事務官でも
 課長以上の退職後は外郭団体に好待遇で天下り、
 退職金の二度取りもありましたが、
 現在は、
 行政改革と事業仕分けでその外郭団体自体がありません。
 まして、民間企業では、
 一部を除き天下りの受け入れは激減しています。
 
 地方自治体も同じで、
 定年後は、出先期間や団体職員で第二の準公務員を享受
 できましたが、
 今や団塊の世代退職で、現場労務の再雇用でさえ、
 まま成りません。

 それと、公務員の既得権や慣習的特権は
 次々剥奪されています。

 11月1日の阪神版新聞紙上で、
 N市の職員90名が半年間で、
 370万円の通勤手当不正!
 の記事がありました。まだあったか税金の無駄遣い!
 何と30年間ノーチェックだたっとは呆れます。
 当然、遡及して返還です。
 出来るかな?N市!
 
 以前は、N市の残業手当や特別勤務手当のシェアーが
 暴露されましたが、
 今や諸手当はもちろん、不正も無くなっている筈、
 ですが?。
 
 また、業務上自由に扱える公金を、架空発注でキープ
 して私的流用し、
 返還命令が出た事も最近次々と明るみに。
 以前の特権が、今や不祥事の摘発対象に。
 
 天下りといい、公金のルーズな横取りといい、
 福利厚生施設の特別待遇といい、
 全部原資は税金ですから、許される訳もありません。
 
 年金も厚生年金並になって当たり前です。
 自治体の職員退職金が2004年に相次いで減額
 されて以降、
 公務員の給与も一段の減額見直しが今後更に進む筈です。
 定数削減も、
 一部自治体では5年間で、総数の三分の一減員を
 打ち出しています。
 
 さて、私が言うのも可笑しいですが、
 この就職難の時代「やはり公務員は一番志望ですか?」。
 
 先細りの没個性公務員より、
 将来性とやり甲斐のある企業や専門資格を生かせて
 将来に夢のある業界も考えてみてはどうでしょう。
 
 経験上の未来予測は外れる可能性もありますが、
 古い固定概念で性急な結論を出すのも些か危険では
 ないでしょうか。
 
 それとも、「地方自治体ごときに何を!」と
 言われるむきには、
 ぜひ霞ヶ関の中央省庁で働く国家公務員、
 俗に言う国家官僚にでも
 挑戦してみてはいかがでしょうか。
 
 以上、「就活情報」や「法務専業」・「官庁営業」の方
 にも参考になったでしょうか。
  少しでも役立てば幸いです。
 
 DIGITAL NET BOOK 「HOW TO役所ナウ?」より

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